GE本体のCEO
GEキャピタルはこの点を克服するために、巨大なコンピュータセンターを建設し、ほぼリアルタイムで運用結果を年金基金にフィードバックできる体制をとっています。日本でも、年金基金の運用を不動産会社に任せろという要望が業界からあがっていますが、ただの不動産会社には投資分析と運用結果のフィードバックなどできるはずありません。この点が、不動産投資といえば不動産を買うことしか頭にない日本と、マネーマネジメントの経験を積んできたアメリカとの大きな違いです。GE本体のCEO(最高経営責任者)ジャック・ウェルチ会長は、口癖のように「市場経済は最良の薬である」と言っています。また、日本通といわれるGEキャピタルのCEO、ゲーリー・ウエントも、「不動産投資ビジネスで最も重要なファクターは、市場原理に基づいた適正なキャッシュフローと立地条件である」と言いきっています。この二人の発言は、市場で生きていこうとする日本人の金融・不動産プレーヤーのハートを揺さぶるほど真意をついています。まさに目標にしたい経営者像の一つだと思います。不動産がわかる金融プレーヤーを目指すのであれば、目標はあくまでGEキャピタルです。