自己資本利益率

GEキャピタルは、総資産約二○○○億ドル(二六兆円)、従業員五万人、売上三三○億ドル(四兆円)、営業利益四○億ドル(五千億円)と巨大な経営インフラを持ち、アメリカで最も重視される経営指標であるROE(自己資本利益率)は二○%超と飛び抜けています。経営規模では米銀の五位以内に相当し、財務内容の良さではさらに上位に食い込むはずです。GEキャピタルは、GEの一部門でありながら、自らもカードやリース、保険など二七の部門を持つ金融コングロマリットですが、なかでもかなりの成果を上げているのがCRE(コマーシャル・リアルエステイト)、つまり商業不動産関連のビジネスです。商業不動産部門は、七○○人のスタッフが融資、開発、資産運用、企業金融の四部門を中心に配属され、一八○億ドル(二兆三千億円)を超える様々な不動産ポートフォリオをアメリカ、カナダ、イギリスに有しています。商業不動産部門のなかで、私が最も洗練されたビジネスだと思っているのが、資産運用(アセット・マーネジメント)部門です。GEキャピタルは、現在GEおよびGE以外の不動産も含めて、総額で一五○億ドル(二兆円)を超えるアセット・マーネジメントを行っていますが、GEキャピタルの強さはこの部門にあるといっても過言ではありません。

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