自己保有の不動産

GEが自ら自己資産の保有目的で不動産投資を行うこともありますが、メインは不動産投資のアドバイザーとマネーのマネージメントです。GEではこれらの運用・管理不動産をマネージド・プロパティーと呼んで、自己保有の不動産とは分けています。ノンバンクであるGEが手掛ける不動産ビジネスのメインが、ファイナンスではなくアセット・マーネジメントだという点にGEの強さを感じます。GEキャピタルの商業不動産ビジネスは、完全な金融ビジネス、すなわちマネーマネージメントだといっていいでしょう。その秘訣は、高度な金融テクノロジーと投資分析力、それに積極的なコンピュータ投資にあります。例えば、モーゲージの証券化ビジネスに関しては、GEキャピタルは自分の資産の証券化のみならず、他社からローン債権を買い集めてそれをプールし、証券化するという高度な証券化を得意としています。自分の資産の証券化もままならない日本の金融機関から見れば、GEキャピタルの金融テクノロジーは二○年は進んでいるといえます。高性能なコンピュータを使った投資分析も、GEキャピタルの強さの一つです。例えばアメリカの年金基金が運用委託先を選ぶ場合に、何を最重要視するでしょうか。おそらく、年金拠出者に年金の運用状況を早く、正確に報告することではないでしょうか。

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